2. 測定原理
静電容量式膜厚計「アドミッタンスゲージ」の原理は、平行板コンデンサーの測定となり、導電性ゴム電
極と素地金属間に誘電体の塗膜などがつまっているとき、距離d = 1μmとする。
d =εr×ε0×S / pF ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1)
εr:比誘電率 4.525 *1 *1 アドミッタンスゲージ初期設定値
ε0:真空中の誘電率 8.854184
S:電極面積 [mm2] φ9.4mm = 69.3978 mm2
d:距離 1 [μm]
上記式より、電極径φ2.0mm、φ3.5mm、φ9.4mmの測定範囲と容量対膜厚の関係を図1、電圧対膜厚の関
係を図2に示します。
図1
図2
標準プローブφ9.4mmの誘電率εrを2.0、3.0、4.525、6.0、8.0、10と変更したときの容量対膜厚の関係を図
3に示します、図3より誘電率εr を変更すると容量対膜厚特性と電圧対膜厚の関係は平行関係です。